同人誌展示即売会とは?

Chipunaが参加する同人誌即売会と、同人誌について解説します。

このページは、コミックマーケット準備会をはじめとした同人誌展示即売会団体の発行物などより引用させていただいた文書に加筆修正を加えたものです。

Chipunaが主に外部に向けての作品発表の媒体としております「同人誌」とは、「主義・傾向・趣味などを同じくする人たちが共同で編集発行する雑誌(広辞苑)」という古来からの意味はそのままに、「主にアマチュアの漫画家、小説家などが趣味のファン活動・創作活動として一般図書流通に乗せずに頒布する雑誌」のことを指します。音楽業界でアマチュアバンドが少量生産して頒布する「インディーズレーベル」の書籍版といった意味合いが強いと思われます。

現在の「同人誌」、その起源は1975年夏、既製の出版社主体で開催されていた「マンガ大会」への不満から、批評サークル「迷宮」により、同人誌即売会「コミックマーケット」が立案され、企画が進められたことから始まります。

第1回(1975年12月21日・東京・虎ノ門日本消防会館会議室)では、中心スタッフ4名、参加団体32サークル、一般参加者(推定)700名からスタートした「コミックマーケット」も、現在…第56回(1999年8月13-15日・東京・東京国際展示場)では、スタッフ約3千人、出展参加3万5千団体、一般参加者50万人という、定期的に開催される催し物としては日本最大のものとなっています。

もともとはオリジナルの漫画雑誌が中心でしたが、現在では「既製の商業雑誌に掲載されている漫画や、発売されているゲームのファン活動」として、それらの二次創作物の発行を行うサークルが大多数を占めるようになりました。

日本では、同人誌の著作権に関する企業の認識はおおむね寛容な傾向があり、本来は二次創作物を頒布することは著作権の侵害にあたるものの、「同人誌の発行部数がその作品の人気のバロメータ」と考えている企業も多く、最近では同人誌を積極的に応援する企業、出版社、ゲーム業者も増えてきています。しかし、逆に一部の出版社が無差別にサークルより「使用料」という名目で出版社の実質的な損害を大幅に超える金額を請求していることから、著作権管理とファン活動のバランスを再考する時期に入り始めています。

しかしながら、同人誌は基本的に描き手が表現したいものを創るというのが普遍の概念であって、ファン活動、創作活動の他にも、学術的なもの、旅行記、洋服やぬいぐるみ、ペット、育児など、ありとあらゆる分野の同人誌と、それを発行するサークルが存在します。

同人誌の基本紹介

同人誌活動人口

同人誌を発行する立場にある「創り手」の実人口についてはおよそ200万人、「読み手」を含めるとおよそ500万人とも予想されています。この世界の特性として、何らかの形で同人誌の世界から一時は引退しても、数年のブランクを経て再び戻ってくることがほとんどと言われています。また、常に変動を繰り返しているため基本的に「飽き」が生じず、現在も爆発的な勢いで活動人口は増え続けています。親子2世代にわたって活動を行っているサークルも最近では目立つようになってきました。男女比はおおよそ3:7で女性の方が多く、10代から50代までの幅広い年齢層が同人誌の世界で活動をしています。

一般流通書籍との違い

同人誌は「即売会」において「創り手」が「読み手」との直接のコミュニケーションを楽しむという側面をもつため、一般の図書流通ではなく、各サークルが独自の流通手段を持って「読み手」へ作品を提供しています。中間マージンが存在し得ない世界なので比較的安価に購入できると思われがちですが、発行部数が少なくとも3桁は違うため、結果として一般流通書籍よりもページあたりの価格は大幅に高いというのが現状です。

どこで購入できるのか

同人誌は主に「同人誌展示即売会」で、「創り手」が出展する「サークルスペース」から直接購入するというのが一般的です。同人誌展示即売会は、現在、大小合わせると日本各地で毎週開催されており、その数は年間数百回とも、千数百回ともいわれています。

どうやったら同人誌展示即売会へ参加できるのか

まずは即売会が「いつ」「どこで」開催されるか情報を収集します。できるだけ最初は比較的中規模の即売会に参加するのがよいでしょう。即売会の規模は「募集サークル数」でおおよその目安がわかり、200スペース程度までを小規模、1000スペース程度までを中規模、3500スペース程度までを大規模と判断するのがよいと思います。年2回開催される「コミックマーケット」は日本最大の同人誌展示即売会で、募集サークル数は3万を超えます。

そして当日、その会場へ向かいますが、必ず公共交通機関を利用して下さい。また、前日から会場周辺で徹夜などをすると、最悪の場合即売会自体が中止になるおそれもあるので絶対に行わないで下さい。現在、ほとんどの同人誌即売会では入場時に「パンフレット」を購入する義務があります。「パンフレット」には、参加しているサークルのガイドや、注意事項、次回の即売会などについて詳細に書かれていますので、特に初めて参加する場合にはすべての項目に目を通す必要があります。

即売会開催に関する情報は、インターネット上でも星の数ほど掲載されています。また、漫画を専門に扱っている書店などへ行けばサークル向けですが即売会のチラシが手にはいることもありますので、そちらを探してみるのも良いかもしれません。